広島が110キロ巨漢スラッガー獲り
広島が24日に行われるドラフト会議の下位候補として、日本生命の井上晴哉内野手(24)をリストアップしていることが22日、分かった。広島市生まれで崇徳出身。体重110キロの巨漢から放たれる長打が魅力の右のスラッガーだ。
“鯉のおかわり君”が誕生するかもしれない。恵まれた体格から生み出される長打力は他を圧倒する。身長180センチで体重110キロ。日本生命の4番を務める井上だ。
社会人2年目の今年。都市対抗野球・近畿予選では、3試合で打率・538、1本塁打、8打点。チームを6年ぶりの第1代表に導いた。9月下旬のJR東日本との練習試合では、ドラ1候補・右腕の吉田から本塁打。さらに6~14日まで中国・天津で開催された東アジア大会でもその打力を見せつけた。8試合中7試合に先発出場。決勝戦・韓国戦では、3安打を放ち金メダル獲得に貢献した。
球団関係者は「アマチュア界No.1の打者。体は大きいが、柔らかく広角に長打を打てるのが一番の魅力」と評価する。
広島市生まれ。崇徳では2年夏に吉川(日本ハム)、野村(広島)を擁する広陵に勝利し準優勝を果たした。中大進学後も1年春から試合に出場した。4年時にプロからの誘いはあったが、実力不足を理由にプロ志望届は未提出だった。社会人で打撃にさらに磨きをかけてきた。
幼少期からカープファンだったという井上。広島と赤い糸で結ばれるのか。運命の日まであと1日だ。