ドラ3田中、評判通り!好守好打で貢献
「社会人野球日本選手権・第4日、大阪ガス4-7JR東日本」(31日、京セラド)
JR東日本(東京)は、広島にドラフト3位指名された田中広輔内野手(24)が5打数1安打2打点の活躍で大阪ガス(大阪)を下した。三菱重工神戸(兵庫)は守安玲緒投手(26)が5安打1失点完投でトヨタ自動車(愛知)に競り勝った。七十七銀行(宮城)は16安打で7点を奪い、四国銀行(高知)に快勝した。
「2番・遊撃」で先発出場したJR東日本の田中が評判通りの好守・好打を披露した。二回、3点を先制してなおも1死一、二塁から右越え2点二塁打。続く畑中の中越え二塁打で生還を果たした。チームはこの回一挙に6点を奪う猛攻で、初戦を突破した。
「調子は悪くなかった。いいところで1本出て、守備でもよく守れたのでよかった」と振り返った。遊ゴロ併殺を決めるなど、守備でも安定感をみせた。
ドラフト指名を受けてから1週間。「指名されても気持ちには変化はない。日本選手権優勝を目標でやってきましたから。周りのお祝いムードに期待を感じるくらいですかね」と、今大会に集中している。
昨年の日本選手権は準優勝。都市対抗も昨年、今年と2年連続準優勝。あと一歩で栄冠を逃し続けただけに、日本一にかける思いは大きい。「このチームで戦う最後の試合になる。一番長く野球をやっていたい」と闘志をあらわにした。