マエケン2年連続GG賞!次は優勝じゃ
広島の前田健太投手(25)が7日、2年連続3度目の「三井ゴールデングラブ賞」を受賞した。投手での連続受賞は球団史上初。またこの日、広島市内で行われた「ティファニーリニューアルオープンセレモニー」に出席し、来季こそ、ティファニー製のセ・リーグ優勝トロフィーを獲得することを宣言した。
2年連続受賞に胸を張った。「守備には自信を持っているので、続けて取れたのはうれしい」。あらゆるタイトルを総なめしてきた前田健だが、ゴールデングラブ賞に関しては譲れない思いだった。
それだけ自らの守備力に自負がある。「バント処理、けん制などアウトにできるところはある。投手としてトータルで、レベルの高いところでやりたいと思っている。投げるだけの投手になりたくない」。すべてにおいて隙のない投手こそ、求める投手像だ。
投手で連続受賞する難しさも強調した。「守備は大事だけど成績を残せないと取れない賞なので」。今季はリーグ2位の15勝7敗で、防御率はリーグトップの2・10。投手ではリーグワーストの4失策だが、「(けん制で走者の)足元を狙ってのエラーもあった」と普通の失策とは違うことを強調した。
あと欲しいのは優勝だ。この日行われたティファニーのイベントで「セ・リーグの優勝トロフィーはティファニーですし、来年こそ優勝トロフィーを手に入れられるように頑張りたい」と誓った。
日本シリーズ第5戦を東京ドームでゲスト解説し、あと一歩で逃した大舞台への夢は膨らんだ。「ビールかけをやりたい」。来季こそ、自らの手で栄冠をつかみとる。