広島が井端に興味「人間的にも評価」
広島が中日退団が決まった井端弘和内野手(38)に興味を示していることが8日、分かった。すでに調査には乗り出しており、今後も動向を見守っていく方針だ。
10月に右足、右肘の手術をした井端だが、広島は高い打撃技術を評価している。球団首脳は「広島の選手にはないものを持っている。戦力としてはもちろんだが、あの右打ちの技術は若い選手にはいい見本になるはず」と語った。
現在の広島の野手陣は、大きく若返っている最中だ。内野陣の最年長は東出、梵、木村の33歳。井端のような経験豊かなベテラン選手が加われば、チームに大きな影響を与える可能性がある。
過去には、石井守備走塁コーチが横浜を自由契約となった後に広島の一員となり、若手に自らの技術を伝えた例がある。鈴木球団本部長は「選手としてもそうだけど、人間的にも評価している」と欲しい人材であることを強調。現在は静観中だが、状況次第では本格的に井端獲りに動きだすのは間違いない。