鯉のキクマル侍デビュー犠打&堅実守備

 「侍ジャパン強化試合、台湾2‐4日本」(8日、台北・新荘)

 野球日本代表「侍ジャパン」は、小久保裕紀新監督(42)の初采配となる台湾代表との強化試合に臨み、初陣を飾った。広島の菊池涼介内野手(23)が「2番・二塁」でスタメン、丸佳浩外野手(24)が代打で侍デビューを果たした。

 鯉戦士2人が侍デビューだ。菊池は初回1死で空振り三振。五回は2‐1、2死一、三塁の場面で三ゴロ。4‐2の七回1死二塁の絶好機には一飛。九回1死一塁では見逃し三振に倒れた。

 それでも四回の無死一塁ではきっちり投前に送りバントを成功。前日、ゴールデングラブ賞に輝いた二塁守備も堅実だった。また、八回に代打出場した丸は、四球を選んだ。

 今季で引退した宮本、日本代表・仁志コーチのような「守備の人」が菊池の目標。仁志コーチと横浜の元同僚の石井琢朗コーチからは「仁志に何でも聞け」と言われており、「1つでも、2つでも、3つでも盗んで戻りたい」と、経験を今後に生かす気満々だ。

 台湾入りして以降、食事が合わず、この日の昼は丸とマクドナルドへ。ただ「バーガーは世界共通と思ったら、ソースが違った。びびった」と大笑い。異国の洗礼も浴びながらも、明るさを失わないのが菊池だ。

 中京学院大時代の知人を通じて、小久保監督とはプロ入り前から面識があった。プロ入り後も球場では声をかけてもらった。「勝つのが1番」と代表に招集してくれた監督に応える気持ちは人一倍だった。小久保ジャパンの一員に、菊池も丸もその名を刻んだ。

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