ドラ1大瀬良9日侍デビューで剛腕披露

 広島ドラフト1位指名の大瀬良大地投手(22)=九州共立大=が8日、台湾の新荘棒球場で9日の侍ジャパン強化試合・台湾戦での登板へ向け調整した。先発・野村祐輔投手(24)との鯉リレーに気合満点。野村謙二郎監督(47)も視察に訪れる注目の侍デビュー戦で、直球勝負を宣言した。

 2人の「ノムラ」の前で、きっちり黄金右腕の力を見せつける。大瀬良は9日の侍デビュー戦へ向け、「いい感じでここまで来られた。持ち味は真っすぐ。真っすぐで押したい」と、台湾を真っ向勝負でねじ伏せることを宣言した。

 投手では唯一の大学生。プロが集まる代表の中、気を配ってくれたのが野村だった。

 「ランニングから野村さんに付いていった。ホテルでも一緒に行動してくれたし、(代表の雰囲気に)緊張はもうしなくなった」

 練習でもプロの技術を教えられた。この日もキャッチボール相手を務めたが、「いきなりチェンジアップを投げてきた。『どうやって投げるんですか』と聞いたりしました」と振り返った。

 制球力で勝負する野村と自分は、タイプが違う。それでも「力んで投げるのでなく軽く投げて球(の勢い)はいくと知った。幅が広がったし、今後の自分の引き出し(になる)」と多くを学んだ。

 9日はその“恩人”が先発し、大瀬良が2番手としてリリーフする。「野村さんから、自分も何とかいい形でつなぎたい」と、気合をみなぎらせた。

 一方、第2戦先発の大役を務める野村は、先輩の貫禄十分。「ゲームをつくれるように頑張りたい」。台湾とは明大2年時に対戦経験があり、「振ってくるイメージ。対策は(第1戦を)見て考えたい」といつも通りの冷静さを保っている。

 9日はテレビ解説で野村監督が球場を訪れ、鯉リレーを直々に視察する。「そこはあんまり意識せず、やるだけです」と大瀬良。今季は初のCS進出で沸かせたカープ勢。ジャパンでも注目の的だ。

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