福井、佑&大石と自主トレ!先発奪回だ

 広島の福井優也投手(25)が29日、廿日市市内のゴルフ場で行われたバッテリー会後、今オフ“早大三羽がらす”再結成での自主トレ敢行プランを明かした。昨オフ、早大で同級生の西武・大石達也投手(25)と自主トレを行ったが、今オフは日本ハムの斎藤佑樹投手(25)も合流予定。リリーフから来季先発に再転向する福井が原点回帰で復活を目指す。

 あの栄光を再び取り戻す。斎藤、福井、大石が最強投手陣を結成し、“早大三羽がらす”として大学球界にその名をとどろかせたのは3年前。10年のドラフト会議では大きな注目を集め、3人ともドラフト1位でプロへ入団。そんな中、福井は1年目にいきなり8勝をマークし、実力を見せつけた。

 順風満帆なスタートを切ったが、2年目は2勝止まりに終わった。3年目の今季、リリーフ転向も、2軍降格を繰り返し、0勝。「毎年、悔しさしかない」と、歯がゆい思いの日々を過ごしてきた。

 何とかこの状況を打破すべく、自主トレでは自分を追い込み、課題を克服する予定で、一昨年から師事している個人トレーナーの安福一貴氏の下、年明けから約20日間の連日トレーニングを行う。しかもメンバーは昨オフ一緒に汗を流した大石に加え、「今年はハンカチも来ると思う」と斎藤の参加を明かした。

 “早大三羽がらす”の再結成だが、今年は全員が0勝。3人ともプロの壁にぶち当たり、来季は雪辱のシーズンとなる。今回の自主トレでは3人が集結することで切磋琢磨(せっさたくま)し、さらなるレベルアップを目指そうという狙いがあるはずだ。

 福井は来年、先発に再挑戦する。FAで大竹が巨人に移籍したことで、来季の先発ローテで確定しているのは前田健、野村、バリントンだけ。先発枠が空き、巡ってきたチャンスに「争いになると思うので狙っていきたい。やるしかない」と力強く言い切った。

 その成否も、オフ次第。「この前の秋のキャンプで手応えはあった。自主トレでは投球フォームをしっかり固めたい」と福井。練習漬けだった大学時代を思い出し、必死にやるしかない。

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