松山コイ党に約束!来季20発超える
広島の松山竜平外野手(28)が11月30日、来季の目標に「規定打席&20本塁打」を掲げた。広島市内で行われたイベントに参加し、ファンに20本塁打を約束した。今年は123試合に出場し、10本塁打など自己ベストの成績を残したが、規定打席に到達できなかったことを反省。来季は左投手の時でもスタメンとして出場し、正真正銘のレギュラーを狙う。
集まったファンの前で、力強く言い放った。「来年は今年の倍以上の本塁打を打ちたい」。6年目の今季、自己最多の10本塁打を記録した松山は、来季は20本塁打以上を目指すことを公言した。
本塁打を量産するために現在、フォームを改造中だ。秋季キャンプで新井打撃コーチから「本塁打を求めて(打撃フォームを)変えていこう」とアドバイスされ、早速実行。バットのトップの位置を下げ、球をできるだけ体の近くまで呼び込んで体の回転で打つフォームに取り組んだ。
今年のシーズン中までのフォームとガラリと変わり、「今までとは全く違う」と戸惑いはあった。それでも「打球の飛距離や伸びが違う。キャンプでもいい打球があって、伸びる感じがあった。継続していけばできると思う」と、手応えを実感している。
目指すのは本塁打数だけではない。今年は123試合で打率・282、10本塁打、52打点。すべてにおいて自己ベストをマークした最高のシーズンだったが、「僕の中では規定打席に到達できなかったことが引っかかっている」と険しい表情を浮かべた。
今季は6月ごろからスタメンに定着したが、左投手に苦戦した。その結果、対右投手が打率・292に対し、対左投手は打率・194。規定打席到達のためには左投手攻略が鍵になるだけに、秋季キャンプでは左投手相手の打撃練習の量を増やした。
今オフは地元の鹿児島で自主トレを行うが、高校時代の同級生に左投手役をお願いし、打ち込む予定だという。「今年の成績で満足してはダメ。数字的に僕の中では、もっとやれたと思う。来年は今年以上の成績を出したい」。来季はパワーアップしたアンパンマンが、チームを救ってくれるはずだ。