梵体制スタート!89年度組が頂点導く
広島の選手会納会が2日、広島市内のホテルで開かれ、新役員が決定した。新選手会長は梵英心内野手(33)。副会長には前田健太投手(25)と小窪哲也内野手(28)、丸佳浩外野手(24)、会計には篠田純平投手(28)と野村祐輔投手(24)、菊池涼介内野手(23)がそれぞれ就任した。丸と野村、菊池は“89年度組”で、梵を中心にフレッシュな新体制で来季、23年ぶりの優勝を目指す。
広島の選手会ミーティングでフレッシュな陣容に大きな拍手がわき起こった。今季、初のCS出場を果たした。その原動力となった若鯉が、来季の新役員に選出された。新選手会長・梵の脇を固めるのは丸、菊池、野村の“89年度組”だ。
丸は今季はレギュラーに定着し、初の盗塁王のタイトルを獲得。名実共にチームの中心選手となった。それだけに丸自身に驚いた様子はない。「梵さんのサポートをできる限りしたい」。24歳と若いが、チームを引っ張るという自覚は十分だ。
さらに丸と1・2番を組み、守備ではゴールデングラブ賞を獲得した菊池も「自分のできることをやるだけ」と力を込めた。
投手陣からは野村が選ばれた。今季は初の2桁勝利をマーク。前田とともにチームを引っ張った。「選んでもらい責任感が芽生えた。頑張っていきたい」と意気込んだ。
11月23日のファン感謝デーで、新キャッチフレーズが「赤道直火」に決まった。「真っ直ぐ火のように突き進んでいく」。23年ぶりの優勝を目指す14年シーズンに向け、強い思いが込められたものだ。
選手の力を集結させ頂点へ‐。3人の若武者が、先頭に立ちチームを引っ張る。