大瀬良、背番号「14」勝で新人王!
「広島新入団選手発表」(9日、広島市内)
広島は9日、広島市内のホテルでファンクラブ会員300人を招いて、新人5選手の入団発表会見を行った。ドラフト1位・大瀬良大地投手(22)=九州共立大=は背番号の14以上の勝ち星と新人王獲得を目標に掲げた。かつて14番を背負った津田恒実氏のような気迫あふれる投球でチームを23年ぶりの優勝に導く。
広島の大瀬良が誕生した。招待された300人のファンクラブ会員が熱視線を送る中、無数のフラッシュを浴び、背番号「14」のユニホームに袖を通した。「14番は重みのある番号。それに見合う活躍ができるように頑張る」と力強く赤ヘルでの第一声を発した。
14は、気持ちを前面に押し出す投球で「炎のストッパー」と呼ばれた津田恒実氏(故人)が付けていた背番号だ。大瀬良もマウンドでは気迫を表に出すタイプ。「技術うんぬんよりも気持ちを出していきたい」と“津田魂”の継承を誓った。
1年目から先発ローテの一角に計算される存在だ。本人にもその自覚は十分にある。これまでは具体的な数字の明言は避けてきたが、この日はきっぱりと言い切った。「14勝できればチームのために貢献できるし、新人王を獲得できるかもしれない。1イニングでも多く投げて勝利を積み重ねていきたい」
今季10勝カルテットの1人だった大竹が巨人へFA移籍。大瀬良が14勝以上をマークすれば、大竹(10勝)の抜けた分を補って、なお、お釣りが来る。
松田オーナーも大きな期待を寄せた。会見後に「10勝は最低で、背番号はいくと思う」と力説。さらに「私は心配している選手を携帯の待ち受け画面にしている。そうならないようになってほしい」と独特の言い回しでエールを送った。それを伝えられるた大瀬良は「待ち受け(画面に)にならないように頑張る」と即答した。
チームは今季、16年ぶりにAクラス入りを果たした。来季は23年ぶりのリーグ優勝、そして日本一を目指す。「日本一に貢献できるように力を全部出し切りたい」。大きな夢を抱く最速153キロ右腕が、プロ人生の第一歩を踏み出す。
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