バリ&キラ残留!4番もローテも安泰
広島は18日、ブライアン・バリントン投手(33)とキラ・カアイフエ内野手(29)と来季の契約を更新した。契約内容は、来季が2年契約の2年目となるバリントンは1億3560万円プラス出来高払い、キラは1億円プラス出来高払い。またキャム・ミコライオ投手(29)にも契約更新のオファーをしているが、こちらは難航しているもようだ。
来季の野村鯉にとって欠かせない2人の助っ人が、正式に来季もプレーすることが決まった。残留が既定路線だったが、何が起こるか分からないのがこの世界。ローテ投手と4番の残留は、ひとまずチームにとって朗報だ。
バリントンは来季もローテの一角としてフル回転が期待される。今季11勝をマークし、3年で通算31勝。それまで外国人最多通算勝利だったミンチーの通算29勝を抜き、球団記録を更新した。来季は2年契約の2年目。23年ぶり優勝のためにも最強助っ人右腕の力が必要だ。
4番候補のキラは1億円で来季の契約を結んだ。今季は6月に加入したため、年俸は3500万円だったが、66試合でチームトップタイの14本塁打を放ち、同4位の45打点をマークしたことで契約更新を決定。球団幹部は「出来高では打点を重視している。キラに求めているのはそこの部分」と説明した。
心配なのは、来季もストッパーとして期待しているミコライオとの交渉が難航していることだ。すでに年俸1億円以上とみられる内容でオファーしているが、いまだに返答はないという。
ただ球団側は「ウチよりいい条件でオファーするメジャーの球団はないのでは」(球団首脳)とみている。必要な戦力ではあるが、今は静観するしかない。