広瀬、早期始動!オープン戦初戦出る
広島の広瀬純外野手(34)が19日、マツダスタジアムでの自主練習後、オープン戦初戦となる来年2月22日の阪神戦(沖縄市営)出場を希望した。内外野陣では最年長のベテランだが、早期始動で調整していくプランを披露。改装された沖縄市営球場のこけら落としとなる阪神戦で、万全の姿を首脳陣や沖縄のファンにアピールする。
体調面に不安がない証拠だ。来年の春季キャンプは例年通り日南、沖縄で行われるが、沖縄ではオープン戦や練習試合など実戦形式になる予定。通常ならば沖縄には若手中心のメンバーで移動するが、広瀬は「首脳陣が決めることだけど、連れて行ってもらえるならば行きたい」と真剣な表情で話した。
今年の春季キャンプでは沖縄に帯同せず、日南に残留。その結果、インフルエンザに感染し、調整が大幅に遅れた。「結果的に滑り込みで開幕1軍に入ったけど、開幕2軍かもという不安に襲われた」と振り返った。
その苦い経験から「早い段階で試合に出たい。実戦でしか分からないこともあるので」と早期実戦出場を訴えた。来年2月22日のオープン戦初戦は沖縄市営球場のこけら落とし。ベテランの元気な姿を沖縄の人々にアピールしたい思いもある。
今年は4月に15打席連続出塁のプロ野球記録を達成した。しかしシーズン後半は不振に陥り、失速。ただ大きな故障もなく1年を過ごせたのは、広瀬にとっては大きかった。来季は不動のレギュラーへ向け、バットの重量を20グラム軽くするなど改良を重ねる予定。「今は順調に来ている」。若手主体の野村鯉だが、来季はベテランの存在を見せつける。