鈴木誠2年目の飛躍“東出超え”じゃ
広島の鈴木誠也内野手(19)が22日、来季の目標に“東出超え”を掲げた。2日に行われた納会後に東出輝裕内野手(33)から練習の心得を伝授され、大感激。来季はその言葉を胸に、東出が2年目に記録した112安打以上を目指す。
直立不動で聞き入った。納会後、オフの練習法について東出から「俺は朝(打撃など)練習してから(ジムで)トレーニングをする。これを5年間続けられればいい選手になる」と諭されたという。それが東出との初めての会話だったそうで、「頑張らないといけない」と目を輝かせた。
東出は1年目に53安打、2年目に112安打を記録した。鈴木誠は1年目の今季、東出以来となる高卒新人野手の1軍出場を果たしたが、1安打。それでも「自分のスイングはできている。来年は開幕1軍を狙っているし、東出さんを超えたい」と飛躍を誓った。
実力、実績とも東出には及ばないが、超えなければ定位置の座は奪えない。「東出さん以上の成績を残す」。鯉の若武者が大先輩の背中を追いかける。