広島・前田健太投手（２５）が２６日、楽天・田中将大投手（２５）とメジャーの舞台で投げ合うことを誓った。自身も希望する米挑戦が決まった同級生には、祝福メールを送ったそうで「すごくうれしかった。なぜか僕がホッとした」と、表情を崩した。

　もちろん、ただ喜んでいるわけではない。過去に直接対決はなし。実現には自分も海を渡るしかなくなった。「いつもいい刺激をもらっている。一度も投げ合えていないので、これから投げ合えたら」と、新たなモチベーションが芽生えた。

　この日は都内でアドバイザー契約を結んだ寝具ブランド、マニフレックス主催のファンミーティングに参加。自身初の単独イベントで、約３００人のファンを前に、沢村賞獲得と優勝を来季の目標に掲げた。高いハードルは、クリアすれば自らの夢の後押しになる。

　「一番早ければ再来年。メジャーに行けるように努力して、欲しいと思われる選手になっていきたい」。コイの大黒柱は、迷いなくさらなる高みを目指す。