前田氏アドバイザー就任!鯉党と懸け橋
広島は26日、今季限りで現役を引退した前田智徳氏(42)がアドバイザーに就任すると発表した。球団主催のイベント参加やグッズ開発などファンサービス強化に携わる。任期は来年1月1日から1年間で、最大3年を検討している。現役時代、鯉党から絶大な人気を誇った前田氏が、ファンと選手をつなぐ懸け橋となる。
現役時代『孤高のサムライ』として絶大な人気を誇った前田氏が、鯉のために新たな職務を背負う。来季から球団初のファンサービスに特化したアドバイザーに就任することが発表された。
過去には野村監督が現役引退後に球団アドバイザーを務めた。だが、当時は臨時コーチなどグラウンドレベルの関わりだった。球団は、選手とファンをこれまで以上に結びつけたいとの思いから今回の要請を決めた。
同氏はこの日、球団広報を通じ「これまでは野球に没頭してきたので、こういった仕事は初めてで不安でいっぱいです。これまでの選手という立場と、これからの一ファンとしての立場、両方の目線から少しでもお役に立てればと思います。イベントにも積極的に参加させていただこうと思っているので、ファンの方たちと一緒に楽しみたいと思います」とコメントした。
主な仕事は2つだ。1つ目は球団主催のイベントに参加し、ファンと交流することだ。現在、検討中のイベントは試合の生解説。球団関係者は「球場には150人が参加できる部屋がある。食事しながらしゃべるのも面白いのでは」と話した。
今季、広島は横浜と神宮で、関東のファンクラブ会員限定で同様の企画を実施。広島OBで本紙評論家の高橋建氏らが観客席に座り生解説し、好評を博した。現役時代は自身の打撃論など多くを語らなかった前田氏。しかし、引退後は一転、冗舌な語り口をみせている。本拠地で“前田イズム”が聞ければ、何物にも替え難い時間になるのは間違いない。
もう1つはグッズ開発だ。過去の選手の中で最もグッズを売り上げたのが前田氏。商品開発会議に参加することも検討されており、同氏のアドバイスを基に新グッズが製作される可能性は十分にあるという。
松田オーナーは「(球団と)ファンとの絆を強くすることができるのではないか」と大きな期待を寄せた。来季は23年ぶりの優勝を目指すチーム。今季以上に球団と選手、ファンが一丸となれば、悲願も夢ではない。
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