野村“元女房”にかかってコイ!!
広島・野村祐輔投手(24)が29日、広陵高時代にバッテリーを組み、巨人のドラフト1位・小林誠司(24)=日本生命=との対戦に意欲をのぞかせた。この日は母校・広陵野球部有志の会にそろって参加。これまで敵チームでの対戦経験は一度もない。プロ入りは野村が2年先輩だけに、負けられない。
かつてのチームメートだからこそ、余計に闘志が燃える。野村は小林との対戦について「社会人を経験しているし(実力は十分)。楽しみですね。向こうは、日本を代表する捕手(阿部)がいるのでなかなか難しいかもしれないけど、同じ舞台にいる限りは可能性はある」と、口元を引き締めた。
高校時代にバッテリーを組んだ。3年時、07年夏の甲子園では、決勝戦で佐賀北に逆転負け。共に悔し涙を流した。小林との共闘を「投手のいいところをずっと推してくれる捕手だった」と懐かしそうに振り返った。
大学時代を含め、対戦は一度もない。初の対戦は、日本最高峰の舞台で実現する。野村は今季、自身初の2桁勝利となる12勝6敗、防御率3・74でCS進出に貢献した。プロでは2年先輩。打たれる訳にはいかない。
来季へ向け準備は着々と進めている。24日から5日間、大学時代のトレーナーと共にハワイで初の海外自主トレを実施。走り込みなどで体づくりに精を出した。「投げる下地はできた」。日焼けした顔で充実感をのぞかせた。
この日は母校・広陵野球部有志の会に参加。中井監督や小林らと昔話に花を咲かせた。
かつての女房役と相まみえる2014年。“先輩”としての意地をみせつける。