栗原、春季C初日から猛アピール予告

 広島・栗原健太内野手(31)が5日、佐賀県伊万里市で行われた野球教室に、今村猛投手(22)、迎祐一郎外野手(32)とともに参加。復活を期す今季、春季キャンプ初日から積極的にアピールする覚悟を掲げるとともに、長打量産に重点を置く新スタイルの確立を誓った。

 笑顔が絶えなかった。栗原は久々にユニホームを着て、野球教室で子どもたちとふれあった。年末年始は主に故郷の山形で過ごし、大雪に見舞われても、ジムで汗を流し続けた。前日に佐賀入りし、6日からは広島で練習を再開する。

 キラから一塁の定位置奪回を狙う元4番。一昨年、昨年と2季連続で出場20試合台、本塁打ゼロと低迷し、今季を「勝負の年」と位置づける。「のんびりはできない。どんどんアピールしていく」と決意を固めた。一昨年に手術を受けた右肘の不安はない。日南で開始する春季キャンプ。若手のように、積極的に存在感を示すつもりだ。

 野村監督は2月21日からの沖縄遠征に栗原を帯同させ、最初のオープン戦(22日の阪神戦、コザしんきんスタジアム)で起用する方針。栗原は開幕1軍を目指す若手と同じ扱いになるが「2年間打てていないし、自分もそのつもりでした」と言い切った。

 復権に向けて意識するのは長打。昨季途中加入したキラは66試合で14本塁打。「外国人には長打の魅力がある。チャンスで打つのが一番だけど、今年は長打で(走者を)かえしたい」と誓った。

 過去最高は07年の25本塁打。「感覚さえ取り戻せたら大丈夫。大きいのを狙いたい」。自身初の30発も視野に、反攻を誓った。

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