人的補償移籍の一岡に大竹からエール
巨人にFA移籍した大竹寛投手(30)の人的補償で入団した広島・一岡竜司投手(23)が15日、大竹本人からエールを送られたことを明かした。昨年12月、移籍決定後に元広島の巨人・豊田清2軍投手コーチが都内で開催した食事会に出席。その時、同席していた大竹と初対面した。
その食事会に出席した河内によると、巨人、広島の両チームに所属した豊田コーチの粋な計らいで“因縁の対面”が実現した。自分のFAが原因で移籍したことを気にしていた大竹に、一岡は「人的補償で広島に行ったとは思っていません。チャンスを頂いたと思っています。マイナス思考はないです」と話したという。
すると大竹から「お互い1軍で頑張ろう」とエールを送られ、電話番号を交換。「何かあったら連絡して」と言われたそうで、「大竹さんはホッとした感じでした」と笑顔で“雪解け”の瞬間を振り返った。
大野練習場での合同自主トレ初日となったこの日は、初対面のチームメートと和やかに汗を流した。「まだ名前を覚え切れていないけど」と苦笑いを浮かべながらも、「練習の流れは全く分からなかったけど、みんな良さそうな人ばかりだったので安心した」。すべてが吹っ切れた一岡が、これからはカープの一員として優勝を目指す。