丸“米断ち”大好物自粛で肉体改造

 広島の丸佳浩外野手(24)が“米断ち”で肉体改造に励んでいることを19日、明かした。今春のキャンプにベストの90キロで臨むため、大好物のご飯を“自粛”。ウエートトレーニングで体重を維持し、スピードとパワーを兼ね備えた体づくりを敢行中だ。昨季はレギュラーとして初のCSに導いたが、今季はさらなるレベルアップを目指し、自己管理も徹底する。

 米を断つ‐。丸にとっては、まさに苦渋の決断だった。食事の際は「米が8に対し、おかずは2の割合。とにかく米だけをバクバク食べてしまう」というほどの米好き。お米農家が聞いたら喜ぶような話だが、今年は本能のままに白いご飯を食べることをやめた。

 というのも、太りやすい体質で「(昨年までは)試合で体を動かしているシーズン中のようにオフも食べてしまい、体重が増えた」と反省。そこで今オフから「グッとこらえて」大好きな米との離別を決めた。

 ただ完全に“米断ち”するのは苦痛なだけに、どうしても食べたいときには朝食か昼食のときだけ米を口にしている。そして「夜は炭水化物を取らない」と、厳しく自らを律している。

 この“米断ち”は単なるダイエットではない。食事量を減らした分はウエートトレーニングで筋肉量を増やし、体重を維持。これが肉体改造につながり、現時点で「同じ90キロでも中身が違う」と昨年までの肉体との違いを実感している。

 ここまでやるのも、今年にかける強い思いの表れだ。昨年はレギュラーに定着し、自己最多の140試合に出場。初タイトルとなる盗塁王と、ゴールデングラブ賞を受けたが、安心感はない。「体重が重くなるとケガにつながる」と自覚し、「競争だから。気持ちを新たにやっていかないといけない」と気を引き締めた。

 “米断ち”の効果か、調整は順調だ。6日からバットを振り始め、体重はベストの90キロを維持。今季はチームリーダーとしての期待も掛かるが、「チームを引っ張っていくのは難しいけど、結果的に成績を挙げて、それで自分が引っ張っているのであれば」と力強く語った丸。進化する若武者が野村鯉の先頭に立ち、23年ぶりの優勝に導く。

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