松山飛距離アップじゃ!新打法手応え

 広島・松山竜平外野手(28)が26日、宮崎県日南市での先乗り自主トレで、“3割、20発、100打点”打法の習得に手応えをつかんだ。昨年の秋季キャンプから取り組む新打法で、フリー打撃では2日連続となる柵越えを放った。今月18日には故郷の鹿児島県大崎町で後援会が発足。さらなる飛躍へ、その思いが一層強くなった。

 力強いスイングに導かれた打球は、右翼の芝生席後方に着弾した。松山がフリー打撃で柵越えを披露。この日は1本のみで、前日の6本には及ばないが、鋭い安打性の打球を続けた。連日の放物線に、打撃投手を務めた丸が「よく打つわ…」と、感嘆の声を上げるほどだった。

 フォームやタイミングの取り方を確認しながらスイングする選手が多い中、松山は全力で強振。「仕上がりは早い。カープはキャンプ初日からでも実戦形式の練習がある。初日からどんどんアピールしたいので」と、意気込みを口にした。

 昨年の秋季キャンプから、新井打撃コーチと取り組んできた新打法。長打力を求めて、トップの位置を下げ、球を引き付けて体の回転で打つ形だ。「もともとは前でボールをはじく感じだったが、今はバットでボールを運ぶイメージ。今日もしっかり乗せて運べた」と、手応えを示した。

 昨年12月の契約更改で、自身初の規定打席到達に加えて「3割、20発、100打点」の目標を掲げた松山。「僕は長打を求められる選手。それくらい打つと、自分にプレッシャーをかけて、それに勝ちたい」と、あらためて宣言。その意気込みにたがわぬ仕上がりだ。

「日本一の力に」

 今オフは年明けから15日間、故郷の鹿児島県大崎町で自主トレを積んできた。午前中は地元の益丸海岸の砂浜を走り込むなど体力強化に努め、午後は有明球場や母校・鹿屋中央高のグラウンドで打ち込んできた。

 その故郷・大崎町では、今月18日に個人後援会が発足した。

 昨年は123試合で打率・282、10本塁打、52打点。すべてプロ6年間で自己最高の数字だった松山は「以前から話はあったが、やっと1軍で結果を出せたので。自分は地元が好き。すごく支えになります」と、言葉を弾ませた。

 7年目の今季。苦手の左投手克服など、課題をクリアする態勢は整いつつある。「今年はリーグを制して、日本一になる。自分がその力になりたい」。さらなる飛躍へ、まずは視界良好だ。

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