会沢誓った!打撃改造で正妻奪取だ

 広島・会沢翼捕手(25)が28日、宮崎県日南市での先乗り自主トレで、正妻奪取を誓った。今オフ取り組んだ打撃改造と肉体改造の効果により、フリー打撃では鋭い当たりを連発。持ち味の打力を磨き、リード面の課題を克服して、石原、倉に次ぐ“第3の捕手”からの飛躍を狙う。

 右打席から安打性の打球が次々に飛ぶ。フリー打撃を終えた会沢は「マシン相手では柵越えも出てきているし、いい感じで打てている」と、うなずいた。

 昨年の秋季キャンプから打撃改造に取り組んでいる。昨季は3年ぶりの一発を含む3本塁打。打力を買われ一塁手としても出場したが、打率・188に不満が残る。「確実性を高めたい。トップをしっかり決めて、左足でボールをつかまえる感覚を求めている」。振り始める直前のバットの位置を固めることを、最重要視している。

 1軍では34歳の石原121試合、38歳の倉39試合に次ぐ、31試合に出場した会沢。次世代捕手はリード面を課題に掲げるだけに、打撃に手応えをつかんで2月1日のキャンプインを迎えるつもりだ。

 今オフは広島県内でトレーニングを積み7キロ増量。体重90キロの新ボディーに、ナインからも驚きの声が上がっている。「変わらないといけないと思った。やるしかないし、逃げてはいられない」と、覚悟は十分だ。

 エース前田は同い年で、06年ドラフトの同期。前田の先発時にマスクをかぶったのは、10年5月15日・日本ハム戦(マツダ)以来ない。正妻奪取の目安として「エースと組めるように、アピールしていきたい」と、燃えていた。

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