大瀬良11日プロの打者と“初対決”
「広島春季キャンプ」(10日、日南)
ドラフト1位・大瀬良大地投手(22)=九州共立大=が、11日に初めてフリー打撃に登板する。練習休日の10日、大瀬良はプロの打者との“初対決”を前に、打者のアウトローへの制球をテーマに掲げた。
プロの打者と“初対戦”する。11日にフリー打撃に登板する大瀬良は「抑えるために投げるわけではない。打者との感覚を確かめられればいい」と、気負いなく話した。
特に確認したいのが、投手の生命線といわれる、打者の外角低めへの投球だ。「困ったらアウトロー。そこでいつもストライクを取れるようにしたい」。2日にキャンプで初めてブルペン入りした時も、審判員にアウトローのストライクゾーンを確認したほど、こだわりがある。現在の自分の球と制球力がどれだけ通用するのか。プロの打撃を肌で知ることで、今後に生かす構えだ。
15日の第4クールからは、シート打撃など実戦形式での登板が予定されている。それだけに山内投手コーチは「次(実戦形式)に備えてくれればいい。打たれたからといって、そこを評価するのではない」と話した。
9日は今キャンプ自己最多の117球を投げた。休養日の10日は、前田や野村と温泉に入るなどし、リラックス。疲労が蓄積するキャンプ中盤だが「疲れはない」。順調に調整が進んでいることを強調した。
「ブルペンで投げるのと、打者が打席に立つのでは感じが違う。しっかりとコントロールできるようにしたい」。実戦へ向け、一歩ずつ階段を上る。