今村アレレ6失点炎上…2軍落ちピンチ
「広島紅白戦、紅組9‐2白組」(16日、日南)
広島の今村猛投手(22)が紅白戦に登板し、2回6失点と打ち込まれた。野村監督は21日からの1軍の沖縄キャンプに、投手は現在1軍にいる全員を帯同させる方針だったが、再検討を示唆。復活が期待される右腕が、2軍落ちの危機に陥った。
炎上した。五回は三者凡退。しかし、六回だ。先頭の上本への四球から、安部の犠打を挟んで4連打。梵は遊ゴロに抑えたが、小窪に左越え2点二塁打、最後は鈴木将の不運な適時打で計6失点。持ち味のポーカーフェースは保ったが、どこか伏し目がちになった。
好調時は150キロ台が続く直球が、この日は最速138キロ。変化球もキレを欠き、ファーストストライクから強振された。
野村監督は「らしくない。結果を出そうとして、マウンドで自分をコントロールできていないのでは」と評し、沖縄帯同にも「明日(17日)発表します」とだけ述べた。山内投手コーチも「早く仕上がる方法を考える。沖縄帯同は分からない」と表情を曇らせた。
投球フォームで試行錯誤が続いている今村。それでも「しっくりくるまで時間の問題。それほど気にすることはない」と強気だった。ただ、投手陣に不安要素が生まれたことは間違いない。