マエケン初陣は3・2日本ハム戦に決定
「広島春季キャンプ」(18日、日南)
前田健太投手(25)が3月2日の練習試合・日本ハム戦(コザしんきん)で対外試合初登板することが18日、分かった。この日は日南で最後のブルペン入り。63球を投げた。開幕へ向け順調な仕上がりをみせるエース。暖かい沖縄で闘争心を呼び起こし、2014年実戦初登板を果たしてキャンプを打ち上げる。
前田の今年初の対外試合登板日が決まった。関係者の話を総合すると3月2日の日本ハム戦だ。山内投手コーチは「どっちか」と、前田の初登板を3月1、2日であることを明言。1日は敵地(名護)で、2日はキャンプ地のコザしんきんスタジアム。しかもキャンプ最後の練習試合となる。沖縄入りして打撃投手、シート打撃登板と段階を踏む調整と地元ファンのことを考慮しても2日ということになる。
6日に今年初のブルペン入り。その後は直球とカーブのみでじっくりと肩をつくった。15日にほかの変化球を解禁。スプリットも披露した。「握りも『これかな』っていうのがある」と新たな武器に手応えをのぞかせた。
昨年はWBC出場を見据え急ピッチで調整した。しかし、今年は違う。「開幕から逆算してやっている」。既に野村監督から開幕戦の3月28日・中日戦(ナゴヤドーム)の先発を告げられており、それに合わせて調整している。
この日は、日南で最後のブルペン入り。全球種を交え63球を投げた。スプリットも7球投げ「前回(15日)より良かった」と好感触に目尻を下げた。
「真っすぐはそれなりになった。あとは変化球を調整していきたい。(日本ハム戦は)2回くらい投げると思う」。背番号「18」が2年ぶり4度目の開幕戦登板へ、一歩ずつ階段を上る。