栗原にフル稼働指令!全7試合出場
「広島春季キャンプ」(21日開始、沖縄)
広島の野村謙二郎監督(47)が20日、栗原健太内野手(32)に“フル稼働指令”を出した。視察に訪れたコザしんきんスタジアムで、沖縄2次キャンプに帯同した栗原について言及。22日の阪神戦(コザしんきん)を皮切りに沖縄で対外試合7試合を行うが「数多く試合に出てもらい、打席に立ってもらう」と起用法を明かした。
沖縄での目的の一つが、栗原の状態の見極めだ。一昨年に手術した右肘の状態はどうなのか。その判断の舞台として設定したのが沖縄での対外試合。「昔の状態を取り戻してもらいたい。厳しい中で結果を出してもらいたい」。数多く打席に立たせ、チャンスを与えるのは復活を期待している証しだ。栗原自身も沖縄がテストの場であることを理解している。「試合がたくさんあるので、そこでいいものを見せられるようにしたい」
日南での1次キャンプではフリー打撃から猛アピール。今度の沖縄では、その練習の成果を発揮する覚悟だ。
状態は百パーセントではない。それでも結果を出すしかない。「打ち損じをなくし、一発で仕留められるようにしたい。この沖縄で(開幕1軍を)つかんでおきたい」。悲壮な決意で沖縄の地を踏んだ栗原。かつての輝きを取り戻すためにも、打つしかない。