今井G斬り3回自責0!ローテ奪取じゃ
「練習試合、巨人1-4広島」(26日、沖セル)
広島・今井啓介投手(26)が26日、巨人との練習試合に先発。3回4安打1失点(自責0)と好投した。左打者対策として、プレートを踏む位置を三塁側へ変更。高橋由伸外野手(38)を打ち取るなど開幕先発ローテ入りをアピール。強打者を相手に結果を残し、手応えをつかんだ。
主力がズラリとならんだ強力打線を抑え込んだ。今井が巨人を相手に堂々たる投球だ。
「球のキレも上がってきている。浮く球もあったけど良くなってきたと思う」
初回は坂本に中前打を許したが長野を遊ゴロ併殺。三回は小窪の失策が絡み1死一、三塁とされ、坂本の中犠飛で1失点したが、村田を右飛に打ち取るなど最少失点でピンチを脱出。3回4安打1失点(自責0)と結果を残した。
この日は左打者への投球がテーマだった。昨季、左打者の被打率は・295。「よく打たれていた。それを克服しないといけない」。この試合ではプレートの位置を三塁側に変更。球に角度がつくように工夫した。
二回1死で高橋由を内角直球で右飛。2死一塁では、アンダーソンを外角へのシュートで遊ゴロに打ち取った。「(高橋由は)スライダーで空振りが取れた」と手応えをつかんだ。
毎年、先発ローテ入りを期待されながら逃し続けてきた。今季は前田、バリントン、野村、大瀬良の開幕ローテが決定的だ。残る枠は2つ。「いつまでもチャンスをもらえるわけじゃない。絶対につかみたい」。胸中に強い危機感がある。結果を残し続け開幕の先発の一角を担う。