福井 開幕ローテ目指し背水登板じゃ
広島の福井優也投手(26)が、背水の陣で8日のヤクルト戦(福山)に臨む。7日、マツダスタジアムで行われた全体練習では、今季3試合目となる対外試合の登板に向け、ブルペンで調整。開幕ローテ争いから脱落しないためにも、結果にこだわるつもりだ。
失敗は繰り返さない。今季初の対外試合登板となった2月23日の練習試合・ロッテ戦(コザしんきん)では3被弾を含む7安打を浴び、5失点。「自分の中できれいに投げようとしすぎた」と反省した。
だが次戦では見違える投球を披露した。同28日の韓国・KIAとの練習試合(同)では3回を1安打無失点。「今度も前回(KIA戦)みたいに落ち着いて投げたい」と、8日のヤクルト戦でも自分の投球を心掛けることを誓った。
開幕ローテ争いはし烈だ。前田、バリントン、野村、大瀬良の4人は確定。福井は残る2席を今井、篠田、ドラフト2位・九里(亜大)らと争っている状況だ。「余裕はない。シーズンに合わせた調整ができればいいけど、自分は次をしっかりやらないと、その次がない」と力説した。
大事な一戦を翌日に控え、この日はブルペンで45球を投げた。「いい感じで投げられた」と好調をアピール。あとは試合で結果を出し、開幕ローテ切符をたぐり寄せるだけだ。