横山→一岡→永川勝!救援陣0封リレー

 「練習試合、広島1-1中日」(10日、マツダ)

 野村鯉の救援陣が無失点リレーを演じた。マツダスタジアムで行われた中日との練習試合で七回に横山竜士投手(37)、八回に一岡竜司投手(23)がそれぞれ3人斬り。そして九回、永川勝浩投手(33)が1死二塁のピンチを背負ったが、しっかりと後続を断った。

 横山は今季初めての対外試合での登板だった。久しぶりのガチンコ勝負だったが、ストライク先行の投球で3番・エルナンデスを投ゴロ、4番・平田を二飛に打ち取り、最後は代打の堂上剛を投飛。小雪の舞う寒さと無観客の中での登板に「難しい状況ばっかり。また頑張ります」と愚痴をこぼしつつも、納得の表情だった。

 新戦力の一岡は圧巻の投球を披露した。広島移籍後、初のマツダで福田、藤井を連続三振。「直球は指の掛かりがよく、空振りを取れた」と喜んだ。試合前には巨人時代に2軍で共にプレーした小笠原と再会。「お互い頑張ろう」と声を掛けられ、「自分も頑張ろう」と気合が入ったという。

 最後を締めた永川勝は「結果を出さないといけない立場だから」と力強く言い切った。「中継ぎの3人は順調」と目を細めた野村監督。抑えのミコライオにつなぐセットアッパー候補の3人が、開幕までしのぎを削る。

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