バリやっぱり開幕ローテ 30日竜戦登板へ

 広島の野村謙二郎監督(47)が25日、2試合連続で炎上したブライアン・バリントン投手(33)を予定通り開幕ローテに入れることを明かした。30日の中日戦(ナゴヤドーム)での登板が有力。

 最終的には過去3年間の実績に賭けた。16日ロッテ戦(QVC)は4回1/3で9失点、23日ソフトバンク戦(マツダ)は4回1/3で8失点とふがいない投球が続いたバリントン。「(登板させるか)考えるところはある」と一度は開幕ローテ白紙を示唆した指揮官だったが、「投げさせる。修正してくれると期待している」と話した。

 ただ悠長に見守るつもりはない。「1回は投げさせるが、そのあとは考えたい。悪いままで行って故障されても困る」。予定される30日の中日戦で再び炎上するようならば、ローテから外す可能性があることを強調した。

 バリントンも自らの置かれた状況は理解している。「開幕3連戦の大事な1試合を投げさせてもらうので、できる限りのことをやるしかない」。悲壮な思いで巻き返しを誓った。

 もちろん先発の柱の一角だけに必要不可欠な存在だ。「いい形でスタートしてくれれば。ローテを守れる投手だから」と野村監督。助っ人右腕が本番で本来の姿を取り戻すことを信じるしかない。

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