若鯉カルテット結成!新人4人開幕1軍

 開幕戦(28日)の出場選手登録名簿が26日、公示され、広島はドラフト2位の九里亜蓮投手(22)=亜大、同3位の田中広輔内野手(24)=JR東日本、同4位の西原圭大投手(25)=ニチダイ=の新人3人がメンバー入りした。新人3人の開幕メンバー入りは7年ぶり。同1位の大瀬良大地投手(22)=九州共立大=は4月2日に登録されるため、実質4人の新人が開幕スタートとなった。

 23年ぶりの優勝を目指す野村鯉だが、その開幕メンバーにはフレッシュな顔ぶれがズラリと並んだ。選ばれたのが九里、田中、西原の新人3選手。球団では7年ぶりだが、野村監督は「何年ぶりとかはみなさん(報道陣)の仕事だからね。長いことやっていれば、そういうこともある。期待している」と頬を緩ませた。

 黄金ルーキーの大瀬良の名は入っていないが、先発予定の4月2日に登録される。つまり、実質新人4人が開幕メンバーに選ばれた形だ。この快挙に大瀬良は「やっている本人たちは何も思っていないと思うけど、切磋琢磨(せっさたくま)してやっていけるのはいいと思う」と胸を張った。

 大瀬良とともに開幕ローテに入る九里は、改めて決意を口にした。「しっかり1年間ローテを守りたい。2桁勝利を目指して頑張りたい」。オープン戦で結果を出し続け、開幕メンバーの座をつかんだ右腕は29日の中日戦(ナゴヤ)で公式戦デビューする予定だ。

 野手で唯一の新人、田中は至って冷静だ。「即戦力として入ったので、開幕1軍でなければいけないと思っていた」。24日のオープン戦最終戦後のミーティングで開幕1軍を伝えられ、すぐに電話で亜子夫人に連絡した。「よかったね、おめでとう」と祝福されたという。

 下位指名の4位ながら、開幕1軍入りを果たした西原は「ホッとした」と満面に笑みを浮かべた。中継ぎとして起用される予定で、山内投手コーチは「肩ができるのが早いし、自分から崩れるタイプではない」と評価している。

 開幕ダッシュのためには4人の力が必要不可欠だ。「チーム力で戦っていかなければならない。全員が戦力」と野村監督。若い力が悲願への原動力となる。

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