鯉の開幕三塁手は開幕当日に決定
「中日-広島」(28日、ナゴド)
広島・野村謙二郎監督(47)が27日、白紙状態の三塁手について開幕当日に決定することを明かした。ナゴヤドームで行われた開幕前日の打撃練習で、候補の堂林翔太内野手(22)とドラフト3位の田中広輔内野手(24)=JR東日本=の状態を確認。それでも結論が出なかったもようだ。
この日の練習前には「打撃練習を見て決める」と話した指揮官。堂林と田中のフリー打撃は同じ組で行われ、打撃ケージの横から視線を送った。だが練習後、「まだ決めていない」と言い残し、帰りのバスに乗り込んだ。
オープン戦で打率・333の成績を残した田中に対し、堂林は最後の3試合で10打席9三振。勢いの田中か、2年連続開幕戦出場と経験値のある堂林か。結局判断に悩み、結論は試合当日に持ち越された。
田中は「いつもと変わらない。特別なところはない」と白い歯を見せた。堂林は「開幕戦がすべてではないと思っている。いい準備はしてきたつもり」と厳しい表情。野村監督の選択はいかに。