ドラ2九里“雨男”2戦連続先発流れた
広島は13日の中日戦(マツダ)が降雨中止。ドラフト2位・九里亜蓮投手(22)=亜大=が、6日のDeNA戦(マツダ)に続き2試合連続で先発機会を失った。
苦笑いするしかなかった。「天候には勝てない。『雨男』って言われました」と頭をかいた。先発予定だった6日も雨の影響を受けた。前田が先発した3日のヤクルト戦(マツダ)が、一回裏終了で降雨ノーゲーム。エースが中2日で、6日に再登板したからだ。
雨天中止決定後、ブルペンで72球を投げた。「いつも通り」。だが松本ブルペン捕手は「よかった。球に勢いがあった」と絶賛した。それだけに悔しい雨となった。
先発ローテの一角であることに変更はない。山内投手コーチは「先発で」と起用方針を明言。19日のDeNA戦(横浜)が有力だ。
今後は中継ぎとして待機しながら19日に備える。初救援した5日のDeNA戦(マツダ)は2回1安打無失点の好投を見せた。「まだ1年目。どこでも投げるチャンスがあれば必死に頑張る」。先発にこだわりをみせながらも、救援登板を歓迎した。
「与えられたところで力を出せるように準備したい」。チームのために、無心で右腕を振るのみだ。