篠田3年ぶり竜退治!粘った7回1失点

 「広島3-2中日」(9日、マツダ)

 同じ失敗は許されない。強い気持ちで本拠地のマウンドに上がった広島・篠田が、粘り強い投球で勝利に導いた。7回を投げ、1失点。11年7月30日(マツダ)以来3年ぶりに中日からの白星を挙げ、今季3勝目をマークした。

 4回KOされた前回3日のDeNA戦の反省を生かした。一回に1死二塁のピンチを招いたが、落ち着いてルナ、平田を仕留めた。「1本出ても1点だと思ってストライク先行で勝負できた。いい意味で力を抜けて投げられた」と振り返った。

 四回に1点は失ったが、最後までリズムを崩すことはなかった。野村監督も「前回、悪かった部分を修正してゲームをつくってくれた。次に期待を持たせる投球をしてくれた」と称賛した。

 篠田を立ち直らせるきっかけをつくってくれたのが、1月に石垣島で一緒に自主トレを行ったDeNAの久保だった。KOされた試合後に話す機会があったそうで、その時交わした会話がヒントになったという。「フォームのことや考え方など自主トレでやってきたことを思い出させてくれた」と感謝している。

 再び自信を取り戻した篠田は「1日1日大事に調整し、気を抜かないように頑張る」と力を込めた。今やチームにとって欠かせない左腕。これからもローテの中心としてフル回転する。

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