堂林骨折「悔しい」前半戦復帰は微妙

 広島・堂林翔太内野手が9日、右手薬指の骨折で出場選手登録を抹消された。8日のヤクルト8回戦(神宮)の九回に右前打を放った際に痛め、この日広島市内の病院で検査を受けた結果、「右手薬指中節骨基部骨折」で固定4週間、プレー再開まで6~7週間の見込みと発表された。

 マツダスタジアムで取材に応じた堂林は「ヒットも出ていたし、守備も自信を持ってやれていた。すごくいい状態だった。悔しいですね」。無念さを押し殺すように、淡々と話した。

 骨折の場面を「バットの先に(ボールが)当たって、しびれがひかず、明らかにおかしかった」と振り返った。昨年も8月20日・中日戦(岐阜)で左手に死球を受け骨折し、残りのシーズンを棒に振った。「また骨折。時間がたたないとくっついてくれない。どうしようもない」と、言葉を続けた。

 ここまで6試合連続安打中、4月18日・DeNA戦からは1番打者に定着していた。

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