大瀬良「球宴」出る!鷲狩りでアピール

 広島のドラフト1位・大瀬良大地投手(22)=九州共立大=が30日、鷲狩りに闘志を燃やした。31日の楽天戦(コボスタ宮城)に先発する。前回先発の24日は4回でKOされ、2敗目を喫した。この日から「マツダ オールスターゲーム2014」(7月18日・西武ドーム、19日・甲子園)のファン投票が開始。夢舞台に出場するためにも、6勝目を挙げて周囲に強い印象を与える。

 野球を始めたころから夢見た球宴。大瀬良がその舞台に上がる好機を得た。「すごい場所。選んでもらえるようになりたい」。額の汗をぬぐいながら声をはずませた。

 ここまで5勝。黄金新人の名に恥じない投球で、セ・リーグ首位を快走するチームを支えてきた。その投球が評価された。この日からスタートした球宴ファン投票の先発部門で、広島からは前田、野村とともにノミネートされている。

 球宴は小さいころからテレビで観戦してきた。思い出の1シーンは06年の藤川(阪神)対カブレラ(西武)、小笠原(日本ハム)という。藤川が2人の強打者に対し全球“火の玉直球”勝負。連続空振り三振に斬った。「真っすぐだけ。すごいと思った」。その直球は、今も脳裏に焼き付いて離れない。

 ファン投票で出場するためには結果を出し続けるしかない。前回24日のオリックス戦(ほっと神戸)はプロ自己最短の4回KO。2敗目を喫した。「左腕がはだけ(肩が開く)気味。うまく使えていなかった」

 キャッチボールから左肩が開かないように意識。この日、参加したマツダスタジアムでの全体練習でも1球1球、細心の注意を払いながら右腕を振った。「準備してきた」。本来のフォームを取り戻して表情は明るい。

 仙台のマウンドは初めてとなる。「投球練習の5球を大事にしている。感触をしっかり確かめたい。不安はない」と言い切った。

 29日のロッテ戦で前田が勝利を収めた。エースから受け継ぐ勝利のバトンを落とすわけにはいかない。「楽天はチームとしてまとまっているイメージ。頭(初戦)を取るのは大事。勝ちにつながる投球をしたい」。夢舞台への切符をつかむため、大瀬良が杜の都で快投を披露する。

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