バリがトップタイ7勝!白浜と相性抜群
「交流戦、楽天1‐4広島」(1日、コボスタ)
涼しい顔で責任を果たした。7回を5安打1失点に抑え、白星を飾った広島・バリントン。球数はわずか89球だった。「勝ち星が付くことよりも、質のある投球を心掛けている。イニングを重ねるごとに内容が良くなったね」。自画自賛の投球で、巨人・菅野、DeNA・井納らと並ぶリーグトップの7勝目をマークした。
ピンチは二回の1イニングだけだった。1死二塁から後藤にチェンジアップを左中間に痛打され、同点。さらに小関に右前打、投手のブラックリーにも四球を与え、満塁としたが、続く藤田を遊ゴロ併殺に仕留め、最少失点で切り抜けた。
ひやひやの投球に、「球が高かった。甘く入ったところを捉えられた」と反省した。それでも「三回以降は低めに制球できたよ」と白い歯をこぼした。
白浜との呼吸も抜群だ。3試合目の登板となった4月11日の中日戦(マツダ)以降、バッテリーを組み続け、9試合で7勝2敗。「自分がやりたいこと、彼がやりたいことをお互い理解し合っている」と相性の良さを分析した。
勝ち星が増えるのは、もちろん気持ちがいい。「自分が勝てるということは、いい野球ができている証拠」。これからも強力投手陣を引っ張っていく。