マエケン18日からの楽天2連戦に照準
左脇腹の張りを訴えていた広島・前田健太投手(26)が11日、マツダスタジアムでの全体練習に参加。故障後初めてキャッチボールを行い、患部の状態が問題ないことを確認した。12日・西武戦(西武ドーム)での先発回避は変わらず、18日からの楽天2連戦(マツダ)で復帰を目指す。
いつもと変わらない“マエケンスマイル”だ。最大70メートルの距離で野村を相手に行ったキャッチボール。「思っていたよりも強いボールが投げられた。大丈夫」と、軽傷を強調し白い歯をのぞかせた。
出場選手登録抹消について、山内投手コーチは「ない」と断言。「本人の口から『大丈夫』という言葉が聞けた」とし、最悪の事態であるエース離脱は回避された。
前田は9日の練習で遠投した際、左脇腹に張りを覚えた。一夜明けた10日に広島市内の病院では、異常なしと診断された。本人は12日・西武戦で先発する意向を伝えたが、首脳陣は大事を取り回避を決めた。
楽天戦での復帰について、エースは「それしかない」と短い言葉に決意を込めた。8日の敗戦で4月11日から守り続けてきた首位の座から陥落した野村鯉。再浮上には、背番号18の力が必要不可欠だ。