松山、左膝じん帯損傷で今季絶望も…

 広島は13日の西武戦(西武ドーム)で負傷した松山竜平外野手(28)が「左膝内側側副じん帯損傷」と診断されたと17日、発表した。左膝前十字じん帯損傷の疑いもあったが、16日に広島市内の病院で診察を受けて判明。全治は未定だが、今季中の復帰が絶望となる可能性も出てきた。

 やはり症状は深刻だった。13日の西武戦で飛球を追いかけてフェンスにぶつかり、着地した際に左膝を痛めた松山は、16日に広島市内の病院で診察を受け、「左膝内側側副じん帯損傷」と診断された。手術は受けず、3、4週間は患部を固定。その後経過を見ながらリハビリを開始する予定だ。

 全治は不明だが、長期離脱は避けられそうにない。野口チーフトレーナーは「もともと痛めているところもあるので、リハビリは長く掛かりそう」と復帰まで時間を要することを示唆。前半戦どころか、今季中の復帰も難しい状況だ。

 キラが不振で不在の今、左の長距離砲の離脱はチームにとって大きな戦力ダウンだ。今季ここまで規定打席には達していないが、50試合で打率・304、5本塁打、17打点をマーク。この日行われたマツダスタジアムでの練習後、野村監督は「(回復に)時間がかかる。(離脱は)痛い。非常に痛い」と厳しい表情を浮かべた。

 松山の不在で打撃力の低下は否めない。それでも指揮官は「これもシーズンだから。チームの力が試される」と力説し、代わって昇格した天谷や現在2軍にいる選手の奮起に期待した。一日でも早く松山が復帰することを願いつつ、その穴を埋める選手の台頭を待つしかない。

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