エルド2戦連発!打点もトップ「63」
「交流戦、広島6‐1楽天」(18日、マツダ)
脅威のパワーを見せつけた。三回1死一塁で、広島のエルドレッドは川井の外角の球に必死に腕を伸ばし、食らいついた。いい感触はなかった。それでも打球はグングン伸び、バックスクリーンに着弾。2試合連発となるリーグ単独トップの22号2ランで勝利を引き寄せた。
自分でも驚きの一打だった。「腕を伸ばしながら打ったからパワフルに打てなかった。行くとは思わなかったよ」。今までの本塁打とは異なる感触だったが、「バットの芯に当てて飛ばせたかな」と冷静に振り返った。
現在のマイブームは“早口言葉”だ。試合後、報道陣から「なぜ、ひげをそったのか?」と問われると「ヤリタカッタカラヤッタダケ」と日本語で即答。実は最近この言葉を何度も繰り返すほどお気に入り。「なんか早口言葉みたいで面白いだろ。でも難しいね」といたずらっぽく笑った。
本塁打とともに、63打点もリーグ単独トップ。現在2冠のエルドレッドは「数字にこだわってプレーはしない。ただ、本塁打や打点を挙げることで4番の役割は果たしていると思う」と胸を張った。打率こそ下がったが、打撃は上向き。これからも頼れる主砲がチームのために豪快なアーチを架ける。