大瀬良つかむゾ交流戦初星!中田封じる
広島のドラフト1位・大瀬良大地投手(23)=九州共立大=が21日の日本ハム戦(マツダ)で交流戦初白星を狙う。20日はマツダスタジアムで行われた全体練習で調整。交流戦では4戦で0勝2敗と苦しんでいるが、日本ハムの主砲・中田を封じ、チームを4連勝に導く。
このままでは終われない。リーグ戦では5勝1敗をマークした大瀬良だが、交流戦では勝ち星なし。「前回、前々回とチームに迷惑をかけてしまったので、しっかりした内容でチームに勝ちが付く投球ができれば」。今季最後の交流戦登板となる21日の日本ハム戦で、名誉挽回することを誓った。
初めて対戦する日本ハムの打線で、最も警戒するのは中田だ。「中田さんはホームランバッターなので、一発に注意しないといけない。甘い球を1球でも減らしたい」。敵の主砲に仕事をさせないことが、勝利への近道であるのは間違いない。
もちろん自分の投球ができれば勝てる自信はある。前々回登板の7日・ソフトバンク戦(マツダ)では1回10失点という屈辱の降板を経験。前回15日のロッテ戦(QVC)では5回3失点ながら被安打11本とふがいない内容。疲労で体の開きが早くなり、制球が甘くなるのが原因だった。
前日のブルペン入りに続き、この日もキャッチボールでフォームを修正。「昨日より今日の方がよくなっている」と手応えはある。5月16日の巨人戦以来、白星から遠ざかっているが「プロの壁というより自分の実力。いろんなことを経験し、次につなげたい」ときっぱり。今度こそ黄金ルーキーの力をパ・リーグに見せつける。