“雨”れしい!大瀬良やっと交流戦初星

 「交流戦、広島8-4日本ハム」(21日、マツダ)

 両拳を握った。広島ドラフト1位・大瀬良(九州共立大)がベンチ最前列へ駆け寄る。「よっしゃ!」。五回、岩本の左越え2点適時三塁打で勝ち越した瞬間、自然と感情が爆発した。

 0‐0の三回。西川の右越え2ランで先制を許した。0‐2の五回には大谷の左越え適時二塁打などで2失点した。それでも「球は悪くなかった。次を抑える」と右腕を振った。四回にプロ入り後、最速タイの151キロを計測。変化球も低めに集まった。投球に手応えはあった。

 五回に味方打線が一挙8得点で逆転した。その後、雨脚が強まり六回降雨コールドだ。運も味方し、5月16日の巨人戦(東京ドーム)以来の6勝目。「野手のみなさんに感謝です」と白い歯をこぼした。

 17日に23歳の誕生日を迎えた。「祝ってもらう日かもしれないけど感謝する日でもある」。母・さつみさんには「生んでくれてありがとう」。父・禎弘さんには「ありがとうございます」とメールした。母からは「生まれてくれてありがとう」。父からは「おめでとう。お前らしく野球をすればいい」と返信があった。2人の優しい言葉が力になった。

 交流戦最後の登板を、交流戦初白星で締めくくった。「またしっかりと準備したい」と意気込んだ背番号14。首位巨人追撃へ‐。黄金新人がそのギアを上げる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(カープ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス