斉藤戦力外「厳しいかな」現役引退示唆

 広島は2日、斉藤悠葵(27)、上野弘文(33)、大島崇行(30)、育成の永川光浩(26)の4投手と来季の契約を結ばないことを発表した。各選手とも現役を続行しない意向だが、進路は未定。第2次戦力外通告(CS全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで)も行われる予定だ。

 将来を期待された左腕がスーツ姿で球団から姿を現した。来季の契約を結ばないことを通達された斉藤は、「昨年で戦力外のところを今年1年チャンスをいただいた。それを生かせなかったので仕方がない。覚悟はしていた」と寂しげに語った。

 デビューは衝撃的だった。高卒1年目の06年10月1日の巨人戦に先発し、5回無失点でプロ初勝利。高卒新人の初登板初勝利はドラフト制後チーム初だった。「東京ドームでの初勝利は今でも鮮明に覚えている。日付も昨日の10月1日だった」とほほえんだ。

 09年には9勝(11敗)をマークしたが、10年以降は伸び悩み、背筋痛などの故障にも苦しんだ。「悔いはあるけど、この1年で結果を出せなかったので。まだやりたい部分はあるけど、自分の状態や能力からしたら厳しいかな」とつぶやいた。

 くしくも同郷で福井商の先輩である横山も今季限りで引退することを発表した。「その日(引退会見)の夜に“横山さんと9年間一緒にやれて誇りに思います”とメールしました」と明かした。

 今後については「全然考えていない。トライアウトも受けない」と現役引退の可能性を示唆した斉藤。27歳の若さでカープのユニホームを脱ぐ。

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