緒方鯉 来季キャッチフレーズ“常昇魂”

 広島は23日、広島市のマツダスタジアムで「2014カープファン感謝デー」を開催し、来季のキャッチフレーズ「常昇魂(じょうしょうだましい)~RED RISING~」を発表した。2年連続Aクラス入りを果たし、来季は緒方孝市新監督(45)を迎え、24年ぶりの優勝を果たし、常勝軍団へ進化を遂げる元年にしてみせる。

 スタンドを真っ赤に染めた鯉党に、黄金時代の到来を誓った。昨年より4500人多い、過去最多3万2500人が来場したファン感謝デー。来季のキャッチフレーズが発表された。大瀬良が掲げたボードには「常昇魂」の文字があった。今季の「赤道直火」に続く、気合十分のフレーズに歓声が湧いた。

 「常昇魂」は「常勝」と「上昇」を組み合わせた造語。緒方新監督のもと、チーム順位も個人成績も常に高みを目指し、魂あふれるプレーで見る者の心を熱くする-。そんな常勝軍団へと進化する決意が込められた。

 サブフレーズの「RED RISING」には、「昇る赤」の意味通り悲願の優勝を目指す思いが託された。ロゴの上には、日の出のように姿を表す燃え上がるボールが添えられた。躍動感あふれるデザインになった。

 緒方監督は「今のチームには若い選手が多い。勢いをつくって、昇ってくれればチームの力になる」と、新キャッチフレーズを歓迎。新人で10勝を挙げ、来季はエース格への成長が期待される大瀬良も「今年は悔しいシーズンだった。チームにとっても、自分にとっても力になるフレーズだと思う」と受け止めた。

 今季は2年連続Aクラスの3位ながら、最終戦で2位から転落し、CSファーストSは阪神の前に敗退。悔しさの残るシーズンだったが、丸と菊池が3割打者に成長し、新人の田中、2年目の鈴木誠、26歳の会沢が台頭した。来季24年ぶりの優勝を目指す機運は高まりつつある。

 指揮官はファンの前で「選手、コーチ、ファンが一丸となってリーグ優勝、日本一を勝ち取りたい」とあいさつ。過去最高の来場者数に「この期待を力に変えて勝ちたい」と表情を引き締めた。「常昇魂」を胸に、来季を有言実行の年にする。

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