丸、アニキ以来の2年連続全試合出場だ
広島・丸佳浩外野手(25)が6日、広島市内で広瀬純外野手(35)、小窪哲也内野手(29)との合同自主トレを公開。今季のテーマには「不変」を掲げ、球団の外野手では金本知憲氏(現デイリースポーツ評論家)以来となる2年連続全試合出場を目標に定めた。「(現役を)10年、15年とやり続けるために、今はコツコツやっていきたいです」と鉄人継承を誓った。
悲願達成を誓う新年、正月気分を感じさせなかった。2015年の始動日。丸は精力的に動いた。テーマは「不変」。ここまで培った経験は、確かな自信へと変わっている。強い信念を胸に新たな1年が始まった。
昨季は全144試合に出場。打率・310、19本塁打で67打点と、主要3部門でキャリアハイを更新した。さらなる飛躍を目指す今季、新たな取り組みは試さず、練習方法、練習場所もこれまでの継続を誓う。体重も「ベスト」の90キロを維持している。
「環境を変えるのも手ですけど、シーズン中は(調子が)浮き沈みする。一定のルーティンで、流れの中でやっていくことが大事」
プロ8年目。理想の打撃フォームを追い求めて試行錯誤を重ね、あらゆる練習方法も試してきた。長年、積み重ねた努力があるからこそ「反省点はたくさんある。もっと精度を上げたい」と継続の重要性を強調する。
目標は24年ぶりのリーグ優勝と、2年連続の全試合出場。達成すれば球団の外野手では、99年~02年の金本氏以来。「毎試合スタメンで出ることは、レギュラーなら当然。(現役を)10年、15年と続けるためにも、コツコツやっていきたい」と丸。若きリーダーとして、背中でナインを引っ張る。