ドラ1野間 レジェンドになるけぇの
広島・ドラフト1位の野間峻祥外野手(21)=中部学院大=が13日、プロ野球12球団の新人選手研修会に出席した。講師役を務めた広島の元監督で、名球会の理事長も務める山本浩二氏(68)の言葉に感銘。「自分も引退した後に語り継がれる選手になりたいです」と、球界の“レジェンド”になることを目標とした。
壇上から語り掛けるレジェンドに、野間は自身の未来を重ねた。くしくも「ミスター赤ヘル」と呼ばれ、数々の大記録を残した山本浩二氏が講師役。一言、一言に重みを感じながら「1年、1年積み重ねて、少しでも近づきたい」と強く誓った。
「技術面では心技体の話。とてもためになりました」。野間の心に刻まれたのは、「心」の話だった。山本氏は講話の中で「心技体でも一番大切なのは心だ」と強調。「プロの世界はみんな技術を持って入ってくる。その中で差がつくのは精神面になる」と続けた。
同氏は活躍の背景にある逸話も披露。「寝る前に腹筋100回。それを引退まで続けた」という話に、野間は「見習って腹筋もやっていく」と早速、実践する考えを明かした。現在も毎夜、部屋での素振りが日課。「継続」は共通する部分だ。
「みなさんには数字を追い掛けて自信を持って、プロ野球生活を過ごしてほしい」
山本氏は最後に「数字」の大切さを説いた。この言葉に野間も反応。目標とする新人王とトリプル3。その先に大きな夢がある。「カープには素晴らしい選手がたくさんいますが、引退しても語り継がれる選手になりたい」。目指すは“レジェン道”。記録と記憶に残る選手になる。