明大・上原を絶賛!鯉スカウト会議
広島は14日、広島市内の球団事務所で、今秋のドラフト会議に向けた初めてのスカウト会議を行い、指名候補に296人をリストアップした。明大・上原健太(3年)、県岐阜商・高橋純平(2年)、駒大・今永昇太(3年)の投手陣ら上位候補11人は、プレー映像を見て確認した。
とりわけ高い評価を集めているのが、地元・広陵出身でチームに手薄な左腕である上原と、最速152キロ右腕の高橋だ。
苑田スカウト統括部長は身長190センチで最速151キロの明大・上原について「全体的に投手はそこそこいるが、上原がずばぬけている」と絶賛した。また別の球団首脳は県岐阜商・高橋を高く評価。「これはいいと思った。既に150キロを投げているのに、まだまだ速くなりそうな感じがある」と述べ、完成度とともに伸びしろの大きさをポイントに挙げた。今後は3、5月にスカウト会議を開き、上位指名を絞っていく方針だ。
昨年は1月の段階で早大・有原(日本ハム1位)、明大・山崎(オリックス1位)ら4投手を1位候補に挙げ、マークを続けた。今年は昨年に比べて流動的だが、左右の本格派を軸に追っていくことになる。