安仁屋さん、任せてください！広島のドラフト１位・野間峻祥外野手（２１）＝中部学院大＝が１９日、初めてマツダスタジアムで合同自主トレを行った。この日視察に訪れた安仁屋宗八ＯＢ会長（７０）＝デイリースポーツ評論家＝からＧ倒指令が下されると、即座に反応。期待の即戦力ルーキーが王者撃破へ全力を注ぐ。

　熱いゲキに力がみなぎった。新人を前に、安仁屋ＯＢ会長が「巨人を倒さないと優勝はない。即戦力としてバリバリやってほしい」とエールを送った。すると野間は「自分もそう思う。頑張りたい」と闘志を燃やした。

　巨人には０９年から６年連続負け越し。昨季は１０勝１３敗１分けだった。野間は巨人について「強いイメージしかない」と苦笑いするが、優勝のためには倒さなければならないライバルであることは理解している。

　本拠地初練習では、最大９０メートルの距離で遠投を行った。力強く伸びるような球筋で、強肩ぶりをアピール。「久しぶりに長い距離を投げたけど良かった」。その強肩が“打倒巨人”への大きな武器になるのは間違いない。

　「まずは開幕１軍に入らないといけない。キャンプでアピールしたい」。期待のドラ１新人が大暴れし、今年こそ巨人を圧倒する。