広島ドラ1野間が初フリーで快音連発
広島・ドラフト1位の野間峻祥外野手(22)=中部学院大=が20日、大野練習場での合同自主トレで、昨年11月中旬以来というフリー打撃を行った。左右の打撃投手を相手に計51スイング。鋭い打球を連発した。
練習を小休止した丸、鈴木誠ら約20人が、防球ネット越しに熱視線を浴びせ続けた。それでも野間は「自分の打撃をするだけ。気にはならない」とサラリ。持ち味のミート力をかいま見せ「今年初めてにしてはまあまあ。体を開かずに、タイミングもしっかり取れた」とうなずいた。
これまでティー打撃、ロングティーで打撃フォームをじっくり固めてきたが、いよいよギアを上げてきた。
野間を春季キャンプで1軍スタートさせる方針の緒方監督はこの日、所用でマツダスタジアムを訪れ、若武者のペースアップを「初日からフルメニューに参加させる。特別扱いはしない。プロの練習についていく体力があるか見極めたい」と歓迎した。
指揮官に言われるまでもなく、自主トレのテーマを「キャンプ初日から動けるように」と掲げる野間。初フリー打撃にも「まだ1日目。力んで(フォームが)ぐらつかないように気をつける」と特別な意識はない。鈴木誠、松山らとの定位置争い。泰然と構え、着実に歩を進めていく。