ドラ1野間が闘志“プロ初安打”誓う
「広島春季キャンプ」(13日、日南)
広島のドラフト1位・野間峻祥外野手(22)=中部学院大=が13日、紅白戦での“プロ初安打”を誓った。10、11日の紅白戦では計4打数無安打。「次は結果にこだわっていきたい」と、14日の紅白戦に向けて闘志を燃やした。
課題は2つ。まずは内角球への対応だ。外角球にはスムーズにバットを出せるが、内角球には詰まってしまう。「大学時代から苦手」。打席で体が前かがみになり、球に覆いかぶさるようになってしまう悪癖が顔をのぞかせていた。新井打撃コーチに指導を仰ぎながら、真っすぐ立つフォームに修正中だ。
2つめは、速球への対応だ。大学時代の相手に比べ、格段に速くなった直球に「差し込まれる」と悪戦苦闘する。始動を早くすることでタイミングを取り、速球に振り負けないスイングを心掛けてきた。
この日は中部学院大の原監督がキャンプを訪れ、激励を受けた。「頑張れと言ってもらった」。プロへと導いてくれた恩師の言葉に力が湧いた。
「自分の形でバットを振れるように。やってきたことを出したい」。開幕1軍へ向け続く戦い。積み重ねてきたものを結果で示す。