広島復帰の黒田がマツダで即始動
米大リーグ・ヤンキースから広島に復帰した黒田博樹投手が15日、マツダスタジアムを訪れた。
14日に帰国し、一夜明けて午前の便で東京から空路広島入りすると、即始動。カープの赤いパーカーに着替え、まずトレーニングルームで体を動かし、球場の一塁側ファウルゾーンで、キャッチボールを始めた。
一般開放されている球場内コンコースにいたファンから「お帰りなさい、黒田投手」と声を掛けられると、両手を挙げて応えた。
その後は田中編成担当を相手に70メートルの距離で遠投。続いて投手、捕手間の距離をとって本格的に投げ始めた。
約120球、立ち投げでカーブ、カット、ツーシーム、スプリットなど変化球も試投した。
「僕に残された球数は、そんなに残っていないので」と話し、背水覚悟で臨む40歳シーズン。長旅の疲れも感じさせず、精力的に約2時間、汗を流した。